朝一知り合いの草地を見て回る、今日は土曜日、日曜ハンターさんに気を使い、シカさんをあまり見ないような、ハンターさんが来ないような所をまわる、ところが1頭のシカに遭遇しました。シカに出会うのはその時の運である。
距離300M草地は見通しが良いのでこれ以上近づくと逃げられる、それでもシカはこちらに気づいて仁王立ちでこちらを見ている。H・S 300WSMで狙いをつける、少し撃ち下げだ、少し弾着が上がる事を予測して鼻の先端黒いところに照準を合わせる、これなら眉間に中るはずである。静かに人指し指を絞り込むと同時に甲高い音と同時にシカはその場に崩れた。
正義は勝!メデタシメデタシ。
やや大きいオスシカです、倒したら着弾を確認しますが、射入痕を発見しない、さて、目が飛び出していませんのでどうもネックらしい、眉間に入るはずでしたが、着弾に少し不満が残るが良しとします。さて着弾は
後頭部下に射出痕を発見する、射出痕は大きいので発見は容易である。血は全く出ていない。
積み込む時、シカさんが瞬きをした、これはまだ死んでいない、息を吹き返すと感じた私はこんな時は銃で止めを撃つ、しかし今日は300WSM
弾頭はあの貴重な168グレインで、節約射撃の最中です。ここはナイフの出番です、心臓を刺すと蛇口をひねったように血が噴出す、さらに心臓を足で揉んでさらに出す、なんとも残酷な場面である。
目の動きが無くなったところで車に積みこきました。とろがこの後とんでもない事が起きる事となる。
走行中に荷台でコトコト音がする、確認すると、シカが目を開けている、なんと息を吹き返している。これは大変この状態では銃もナイフも使えない、取り合えず車から飛び出さないように頭を車のウインドラスに結び付けた、これでよし。
しばらく走行していていたが、このとおり車から飛び出した、もしここが住宅街、または一般道であつたらとんでもないことである。運が良かったとか言いようがない、幸いここは猟場である、ヒモを解くとシカは這いながら牧草地に入る、牧草地に入った瞬間、貴重な弾を使う事になりました。あれほど放血したのになんという生命力強さである。ロープをつけたまま暴れて車は突くし、散々な目に会いました、しかし一番苦しかったのはシカさんでしょう、良い勉強になりました、次回からはしっかりとした処置をする事とします、この後地元ハンターさんから、 「心臓を刺すだけでなく、気管支を切れ」 と教わりまたひとつ利口になりました。
今日はこれから釧路射撃場に行きます。