仕留めたのですが後の回収が大変でした、
我々の仲間では通称、川渡り、と言う所の待ちです、犬に追われたイノシシやシカはこんな川でも平気で渡って逃げます、
作戦通りでした、川渡いにくっどー!との無線、五感を研ぎ澄まし、また岩のごとく身動きせず対岸を注視していると、対岸の竹やぶを踏み割る大きな音とともに大きなオスシカ(エゾシカに比べるとバンビです)が川に飛び込んだ、泳ぐようにしてこちらにくる、こちらには気づいていない出来るだけ引き寄せる、既に銃口はシカに狙いを付けている、川の真ん中ほどに来た時、こちらに築き一瞬止まった次の瞬間反転した、と同時に甲高い銃声あとはお分かりの通りです、
何と川の中州に引っかかっている、さてどうしたものか、仲間が集まる、誰だこんな所で撃ったのは、とため息とも冗談ともとれる言葉が出る、(笑)、外せば外したで、だれだ外したのはと言われる、(笑)、
いくら南国でも水は冷たい、胴長も持ってきていない、幸い南国は竹の宝庫です、長い竹を切りその先にロープで輪を作り角に引っかけて回収する作戦です、
竹作戦は成功でした、 回収したオスシカです、南国では最大級なのです、
どうですか、可愛いでしょう、50キロぐらいです、ホントエゾシカに比べたらバンビです、バンビでも仕留める時の興奮は同じなんです、この角は仲間が喜んで持ち帰りました、当然肉はみんなで分けて本日の収穫となりました、
使った銃はベレッタ1200FP、弾はレミントンの6粒で距離は約30Mでした、エゾシカ猟では100キロ前後、大きいのは130キロを超えます、また射程も200~300Mなんですが、猟の醍醐味は同じです。