雪が降り、南国では見られない風景です、またシカも行動が変わり草地には出ません、私は草地得意とするのでこの時期苦労します。
いた!距離なんと400メートル青年のオスが山肌の笹を食っています、やや打ち上げですがバックショットはあり安全です。使用銃はサコー270WINちょっとこれでは?しかし今はこれしかない、270WSNを持って来ていない、2~3本積んできて場所によって使い分ければ良いのだが、引き出しの時等車に置けない、3本も担いで引き出しする事も出来ない。(笑) 車は保管庫の用を成さない、見えている場所ぐらいは良いと思うのだが、「自己の支配下また管理下」 と理解してくれても良さそうなものだがそうもいかない、これは私の考えだ。くれぐれも銃、実包を車に置いたまま車外での作業は禁物です。
着弾が6センチは下がると予想する、また正確な距離は測っていない、350Mなのか、450Mなのか? とりあえず鼻を狙えば何とかなるだろうと思い、ダァーン、瞬間その場にシカは崩れた、やったー! この距離を270WINでと自分でも驚く(笑)
引き出してみると (これが大変でした、溝を2つも越えました) 弾の入りと出を発見しない、これでは首から背に入っているな、撃ち方としては B級である、いつもA級なのに(笑) 案の定解体すると弾は首から入り首後ろの背骨で弾は何と止まっていました。
回収した弾頭 270WIN バァーンズトリプルショック チップ付き、110グレインです、薬量はIMR435057,5グレインです、弾速は3300出ています。
これが銅弾の潰れ方です。以前ライフル銃における 「殺人事件」の捜査に協力した事がありましたが、当局の方が、「弾がメチャクチャにつぶれて原型をとどめていません、また破片がブリキみたいになっていて、銅みたいですが、磁石が着きます」 とのこと、動物用のソフトポイントと人等を撃つ弾の区別が解っていないようだ。テレビドラマで出てくる弾頭は原型をとどめたまま出てくる、(笑) これはソフトポイントと言って、鉛を薄い銅で包んであります、当たると体内の骨でばらばらになり、動物を確実に殺す目的の弾です、人を撃つ弾は殺す目的ではなく、抵抗の抑止が目的で、また鉛害もありますが、鉛を使った弾は人には使いません。もっとも北海道では猛禽類の鉛害を防止するために鉛弾の使用は禁止ですべて銅弾です。と説明をした、加えて当局の方に、犯人は北海道の経験がなく鉛弾を使う地区の人です、また磁石に着くというのは、多分鉄分の多い「ロシア製」でしょうと説明しさらに、多分こちらでよく使われている、30-39でしょうと、また深夜の犯行から、ドットサイトの使用が考えられますと説明をした。
犯人は私の説明のとおりでした。 それにしてもライフル銃を使うとは考えられないばか者です。ますます銃所持の用件が厳しくなりますね。
この鹿から弾頭を発見しました首の後ろの背骨を抜けて皮の所に止まっていました。
本日は4頭でした、他は全てネック又はヘッドでした。A級品です。Aでないと、マタギのプライドと生活がかかっていますから。今夜も勝利の美酒です、社員の皆さん沢山の高価なお土産もってもうすぐ帰ります、楽しみにしていてください、仕事頑張ってください。帰ったら女子社員とハグしたいのですが、「セクハラ」 と言われますから我慢します。(笑)