しばらく猟を休んでいましたが猟友からのお誘いもありイノシシ猟に出かけました、
朝の作戦会議です、どこに出跡、どこから犬を入れて、待ちにはどこに誰がつくか等です、大事な作戦です、
南国では軽トラックが定番です、中でも一番がダイハツのジャンボです、座席の後ろが広く荷物も積めてリクライングにもなります、私はダイハツのデッキバンを使っています、さすがにウインチを付けているハンターはいませんが、無線機は必要です、犬の数だけ何台も付けているハンターもいます、さらにハンデー機にイヤホーンを付けます、イノシシ猟にはまたそれなりの装備が必要です、
私が仕留めた約６０キロぐらいのメスイノシシです、銃は12番ベレッタ１２００ＦＰです銃身は20インチです、弾は6粒を使います、巻き狩りはグループ猟ですから、出来るだけ外す事が無いようにするためライフルとか一発弾は使いません、ほとんど走ってくるイノシシを撃つのですから、外したらひんしゅくを買います（笑）
待ちについて30分、出たぞー！との無線連絡、緊張が走ります、それから30分前方の竹山を竹を踏む音がします、身動き一つできません、その音は私の前を通り間違いなく隣の待ちへ移動していきます、私からは姿を発見できません、こんな時は姿を見ようとして動いたら行けません、隣に待ちがいるのですからその待ちが撃てるようにしてやるのが常識です、明らかに隣の待ちに行くと言うのが解っている場合に横から撃つのはご法度です、北の大地では少し違いますが、（笑） 間もなく銃声2発！引き返した！との連絡、それから30分ほどしてまた私たちの待ちの方に行ったどー！との連絡、今度は隣で撃っているから通らないはず、今度はまともに私の所だと思い五感を研ぎ澄ましていると、遠くで犬の鳴き声が近づいてくる、その時木立の中をちらちらと黒い物体が見え隠れして近づいて来る、待ってたイノシシだ！身動き一つできない、安全を外し、イノシシを出来るだけ引き寄せる、間違いなくイノシシだ、狙いを定めて1発発射するが倒れない、どうも周りの木が邪魔しているようである、続けて2発！その場にイノシシは崩れた、こんな時はヘッドショット、肉がどうのとは言っていられない、まず倒すことである、何とか面目は保つことが出来ました、
バーナーで焼いて毛を剥ぎ取ります、
綺麗な白豚になりました、
体内から出てきた6粒弾の一つです、今回も仲間の協力で取れました、そしてみんなで解体、肉の分配、そして会長の自宅でお茶で反省会と次の作戦会議、肉を分けたら、またね、ではありません、この会議が時として1時間を過ぎる事があります、毎回会長の奥様はお茶を入れ、お茶菓子、またモチを焼いたりして大変です、奥様毎回ありがとうございます、